フューチャーセッション(FutureSession)とは?

「フューチャーセッション」という言葉を聞いたことがありますか?問題・課題の構造が複雑化し、当事者や専門家だけでは解決することが難しくなった現代。そこで多様なステークホルダーを巻き込み、これまでになかった関係性の中でイノベーションを起こしていく手法として注目されているのが「フューチャーセッション」です。本日はアンドもプロジェクト創発のプロセスの中で導入している「フューチャーセッション」についてご紹介させていただきます。

フューチャーセッションとは

フューチャーセッションについて

フューチャーセッションは、株式会社フューチャーセッションズの提唱する協調的なアクション創発の手法です。フューチャーセッションズの公式ホームページには下記の様に掲載されています。

フューチャーセッションは、現場の多様なステークホルダーに加え、想像力を働かせて「未来のステークホルダー」も招き入れることで、創造的な関係性を生み出します。お互いが尊敬の念をもって傾聴し合い、未来に向けての「新たな関係性」と「新たなアイデア」を生み出します。その結果として、それぞれのステークホルダーが認識と行動を変化させ、協力してアクションを起こせる状況を生み出します。 参考文献「フューチャーセンターをつくろう」(プレジデント社), 野村恭彦 著
引用:フューチャーセッションズ公式HP

野村 恭彦さんについて

フューチャーセッションズの代表であり、フューチャーセッションの第一人者であるのが野村 恭彦さんです。

フューチャーセッションズ代表取締役社長
金沢工業大学 教授(K.I.T.虎ノ門大学院)
国際大学GLOCOM 主幹研究員
博士(工学)

つくりたい未来は、市民自らが対話し実行する創意形成社会。
これまでは、慶應義塾大学修了後、富士ゼロックス株式会社入社。同社の「ドキュメントからナレッジへ」の事業変革ビジョンづくりを経て、2000年に新規ナレッジサービス事業KDI(Knowledge Dynamics Initiative) を立ち上げ。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションをけん引するため、株式会社フューチャーセッションズを創設。 著書に「サラサラの組織」、「裏方ほどおいしい仕事はない」、「フューチャーセンターをつくろう」、監訳に「コミュニティ・オブ・プラクティス」、「ゲームストーミング」、「コネクト」、「シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する」など。
引用:フューチャーセッションズ公式HP

 

フューチャーセッションの魅力

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実際にアンドでもイノベーションプロジェクトの創発を行っていくにあたり、フューチャーセッションを導入しています。これまでバラバラだった対話の手法が体系的に統合されたフューチャーセッションには下記のようなメリットがあります。

多様なステークホルダーの巻き込み

既存の人間関係や部門、部署などの枠に囚われず、より多くの人が参画できるような「フレッシュな問い」をつくることで、プロジェクトに多様なステークホルダー(利害関係者)を自分ごととして巻き込むことができます。

これまでにないアイデア

多様なステークホルダーの巻き込み、対話を促進するファシリテーションによって、これまでには生まれてこなかった斬新なアイデアを創発することができます。

メンバーの関係性構築

安心安全な場で深い対話を通し、共にアイデア発想やプロトタイプ設計を行うことでメンバー間にチームとしての絆が生まれます。これまであまり話をしてこなかった人と人、部門と部門、組織と組織の間に新しい関係性を構築することが可能です。
 

企業でも導入が進む

対話を通じたアイデアやプロジェクト創発の場は行政や自治体、一般の企業など幅広い広がりを見せています。

<参考記事>
▽ソニー:”2015年の感動あふれる未来を創る”フューチャーセッションワークショップ〜はたらく女性編〜(ソニー)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/diversity/activity/05_04.html

▽アサヒグループ:フューチャーセッション=対話を通じて長期ビジョンを策定したアサヒグループの社内ネットワーク「VOICEs」(greeenz)
http://greenz.jp/2013/12/24/asahi_voices/
 

イノベーション・ファシリテーターとは

イノベーション・ファシリテーター養成講座について

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そして、フューチャーセッションを駆使してイノベーションをファシリテートする能力を養成する講座が「イノベーション・ファシリテーター講座」であり、その講座をクリアし、実際に各地でアクションを起こしているフューチャーセッションズ認定のファシリテーターがイノベーション・ファシリテーターです。現在イノベーション・ファシリテーター講座の第7期を募集されており、イノベーション・ファシリテーターに関する詳細情報は下記のページより確認することができます。

イノベーション・ファシリテーター講座についてはこちら

自身もイノベーション・ファシリテーターを取得

私自身もこの「イノベーション・ファシリテーター」を取得しています。様々なセクターや分野で活動の幅を広げるイノベーション・ファシリテーターの中でも弊社では企業の事業創発や組織開発の分野での活用を行っています。
 

関西でも盛り上がりを見せるフューチャーセッション

イノファシ関西でのプレセッション開催について

全国に広がるフューチャーセッションの波。弊社アンドの拠点を置く関西でも盛り上がりを見せております。関西で活躍するイノベーション・ファシリテーターメンバーが集い、関西でのフューチャーセッションの発信や実践を行っています。6月には関西でのプレセッションが2度開催されました。

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(関西イノベーション・ファシリテーターメンバー)
 

フューチャーセッションウィーク2016(FSW2016)

フューチャーセッションウィークについて

そして、「社会4.0:セクターの壁を超える問い」と題して全国各地でフューチャーセッションが開催されるムーブメント「フューチャーセッションウィーク2016」が6月25日〜7月10日の間、開催されます。セクターを超え、これまでの常識を超え、新たな社会をつくるプロジェクトがここから生まれてくることでしょう。フューチャーセッションという言葉を聞いたことはあるけど、まだ実際に参加したことはないという方、この機会にぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

フューチャーセッションウィーク2016についてはこちら

ABOUTこの記事をかいた人

小野 義直 Yoshinao Ono

小さく産んで大きく育てるプロジェクトデザイナーこれまで小売・サービス業を中心に構造設計からコミュニケーション戦略構築まで1000社以上を支援する。母校の高校で新学習スタイルとして注目されている探究学習導入プロジェクトやフューチャーセッションをはじめとした対話の場を通して、新マーケット創出を支援している。